海だ~!!海水浴だ~!!特訓だ~!!

99/112

16400人が本棚に入れています
本棚に追加
/543ページ
ユリトside 参ったね。 ウェルがかなりはやい。 さっきの攻撃で足怪我しちゃったし、ウェルの攻撃はかすっただけでもそっから凍ってくしさ。 あの戦槌どんだけ温度低いんだよ! ユリト「っとあぶな!」 ウェル「鈍ったんじゃないか?」 ウェルも楽しそうだね。 ユリト「ははは!まだまだ!」 俺は巨剣に火魔力を流し、赤く変色させる。 俺の巨剣はカァっと熱を発し、ウェルの戦槌はヒシヒシと冷気を発する。 ガキィン! 強力な熱気と冷気がぶつかり合い、空気の対流を作り出す。 ったく! 力が半端じゃ無いんだけど! ウェルの力の向きを変えて、ウェルの横に移動しながら腹部に蹴りをかます。 バシッ! だがウェルは手で蹴りを防ぐと、俺の足を掴んだまま片手で戦槌を振り下ろす。 片手とかどんだけだよ! 身をよじってかわすがウェルは離してくれない。 ウェル「逃がさない。」 ユリト「勘弁してよ…ね!」 俺は地面に手を突いて掴まれた足を振り上げる。 ウェル「っ!」 流石にこのまま掴んでいると地面に叩きつけられると思ったのか、手を離して少し距離を置いた所に着地する。 それと同時に戦槌を俺に向かって振ると氷の刃が飛んできた。 質だけならウェルの魔術はトップクラスなんだがなぁ。 人差し指ほどしかない半月の薄い刃は、それだけでも鉄の鎧を切り裂く。 俺は巨剣を壁にする。 ガガガ! チッ!再収束しないと駄目だな。 たった3つの氷刃で俺の巨剣は重大なダメージを負った。 もう少し魔力込めりゃあ良かったかな。 俺は巨剣の上を飛び越えて、ウェルに2本の短剣で攻撃する。 ウェル「短剣使えるのか?」 ユリト「残りの粒子で作れたから。」 粒子にも量があるからね。 ちなみに忘れてるかも知れないけど、俺の魔武器は粒子型魔武器だからね? パワータイプの戦槌とスピードタイプの短剣じゃあ話にならない。 筈なんだが… ウェルはしっかりと受けきってるし、反撃にも転じてくる。 ウェルにとって戦槌はオモチャですか。
/543ページ

最初のコメントを投稿しよう!

16400人が本棚に入れています
本棚に追加