海だ~!!海水浴だ~!!特訓だ~!!

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ソティーside むー。 またユリトとウェルがいい感じになってます。 ミア「ソティー。 ユリトは1人なんだから。」 ソティー「分かってる。」 ミアは私の感情を読み取り、微笑みながら私を諫めます。 分かってます。 ユリトだってみんな等しく愛してくれているんです。 我が儘だって分かっていても、私はユリトに私だけを見て欲しいんです。 アクリ「ウェル先輩どうしたんだろ? 魔力切れじゃないみたいだけど…」 ログス「うーん。内臓破裂とか? 衝撃波半端なかったし。」 オグレ「それ普通死なないか?」 リム「でもウェルですから大丈夫だったのでは?」 ログス「確かにウェルは人間の能力を遥かに凌駕してるからな。」 話がすごく飛躍してますね。 アリン「んぅー。」 あっ。起こしちゃいましたか。 アリンちゃんですが、見ているのが疲れたらしくレイヤンさんに抱っこをせがみ、ずっと寝ていたのです。 レイヤン「しー。」 ログス「すんませーん。」 そんな事を話していると、ウェルを抱き上げたユリトが戻ってきました。 ユリト「やっぱりアリンちゃんは疲れちゃったか。」 そりゃ見ててもつまんないもんなとユリトはウェルを椅子に下ろします。 ウェル「すまない。」 ユリト「まだ完全には完治してないから、大人しくしてろよ?」 ウェル「分かってる。」 ユリト「よし。次ソティーね。」 ソティー「うん。」 私達は試合場の中央に向かって歩き出します。 ユリト「そーいやソティーと本気でやるの初めてじゃね?」 ユリトは急に振り返り、後ろ向きで歩きながら私に話し掛けます。 ソティー「そういえばそうだね。」 最大でも五割でしたからね。 それ以上だと王都が吹き飛ぶとかなんとか… だから私も最大まで力を出した事はないんです。 ユリト「長くなりそうだなぁ。」 ユリトは前に向き直るとぐっと体を伸ばします。 本気でかあ… 大丈夫かなぁ? すっごく不安が残りますね。 ユリト「ソティーそこね。」 ユリトは立ち止まると地面を指差して立ち位置を教えます。 ソティー「あっ。うん。」 ユリトはだいぶ離れると始めるかぁと巨剣を展開します。 それにつられて私も魔武器を展開します。 ユリト「本気で来いよ?」 ソティー「分かってる。」 私は体に魔力を巡らせ2つの複雑な魔術陣を組み、すぐさまユリトに放ちます。 魔術陣から放たれた雷鳥と風狼。 雷魔術と風魔術の最上位魔術です。
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