海だ~!!海水浴だ~!!特訓だ~!!

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ドーン! さーてコイツを捌くのは至難の業だぞ? ログス「また… 凄いの持ってきたな…」 ユリト「おうよ。 オグレ。ウェル。」 ウェル「勘弁してくれ…」 ウェルは俺が名前を呼んだだけで、頭を抱えて険しい表情をする。 まだ何も言ってないよぉ? オグレ「えっ?なに?」 オグレは俺の考えは分からないだろうな。 ユリト「状況の分からないオグレ君の為に教えてあげましょう。 責任持って全部食え。」 俺はにっこりと笑って… って竜の姿じゃ分からないか。 みんなどんな反応するかなぁ。 ルミク「最強の鬼畜ぶり発動だね。」 最強の鬼畜ゐふな。 これ歴史的仮名遣いね。 ログス「ユリト… 流石に同情しちゃうよ。」 同情ときたか。 アクリ「この魚一部の地域で信仰の対象なんですが…」 …ごめんなさい。 知ってて狩りました。 ウェル「とりあえずオグレはあそこからあっちな…」 オグレ「待て… 俺の方が取り分多いぞ… ここはあそこからだな…」 こいつら真面目に議論始めたよ! レイヤン「? くくくっ…」 ミア「ユリトらしいな。」 レイヤンは今気付いたか。 ミアは最初から分かってた感じだな。 伊達に13億年生きてねぇな。 ソティー「えっ?何で2人とも笑ってるの?」 アリン「お姉ちゃん。 笑い事じゃないと思うけど…」 まあ普通だったらね。 俺は着替えるために竜人になってテントに入る。 戻るとまだどこからどこまで食うか口論していた。 普通に考えたら俺でも無理だって! ユリト「こいつらバカだね。」 オグレとウェルは半泣きだし、凄く必死だ。 他は竜人になった俺を見て気付いている。 ユリト「冗談に決まってんじゃん。」 その一言を聞いた2人は勿論硬直し、へなへなと地面に座り込む。 リム「良かったですね。」 オグレ「命拾いした…」 命拾いって… 俺はそこまで鬼畜じゃないよ? ソティー「ユリトの言葉は冗談に聞こえないもんね…」 ウェル「私ユリトの言葉でも少しは疑う事覚える…」 レイヤン「その方が身のためだな。」 そんなに俺の冗談って冗談に聞こえないのかなぁ? まぁいいや。 俺は魔武器を取り出し巨大な包丁に収束する。 リム「わざわざ包丁にする必要はないんじゃないですか?」 ユリト「気分!」 俺は巨大包丁でズバズバとビャッテンを捌いていく。 どんなメニューにしようかな? とりあえず蒲焼きは確定だろ? 後はうな重ならぬビャッテン重? 甘いタレでさっき炒めてもらってた野菜と合わせるか。 あっ。 すげーあぶら乗ってる… ジュルリ…
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