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ユリトside
やっべっやっべっ!
絶対通報されんじゃん!
あー!
出発の時の説明もしなきゃならんし!
なに!?
今度は他国侵入!?
流石に陛下も弁解出来ないよね!?
あー!
怒られるんだろーなー!
ログス「ユ、ユリト!止まれ!」
はっ!
ユリト「わり。考え事してた。」
ルミク「へぇ~。」
うっ…
視線が…殺気が…
特にリム。
オグレ「死ぬかと思った。」
リム「ユリト?
私達はあなたに命を預けているんですよ?」
ユリト「御忠告痛く沁み入ります。」
車で言うなれば運転手だね。
ミア「正直に言ったらどうだ。」
追い付いてきたミアは早速追い討ちをかけてくる。
ユリト「はい。本当は凄く気にしてます。
だってまた陛下に迷惑かかるし、俺も弁解の書状書かなきゃいけないからめんどくさい。」
流石に国直部隊長として名を知られているこの現状で書かない訳には…
シニル「周辺国は私達の事を知っているんですか?」
ユリト「知らないね。
よしバックレよう。」
ナイスシニル!気がつかなかったぜ!
レイヤン「いいのかよ…」
いいのいいの!バレなきゃ!
はっはっはっ!
レイヤン「はぁ。」
レイヤン?溜め息つかないで?
幸せ逃げちゃうよ?
アクリ「いいのかなぁ。」
「うぷっ…」
ユリト/ミア/ソティー「ん?」
何かミアの方で聞こえたような…
ユリト「ウェルさん?もしかして…」
ウェル「ぐずりぎれた…」
ミア「お願いだから吐かないで!」
ソティー「ちょっ!ウェル!私にしがみつかないで!」
ユリト「くっ薬!ソティー!お前に渡したろ!早く飲ませろ!」
まだ飛び始めてから一時間もたってないよ!?
薬切れるの早すぎだろ!
ソティー「あ~!荷物の中だ!」
ミア/ユリト「バカ!」
ウェル「うっ…」
ミア「ひっ…」
ソティー「吐くなら後ろを…」
アウトー。
ウェル「ごめん…む゙り゙…」
ミア/ソティー「キャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!」
幼き少女と美しき竜姫の悲鳴が空にこだましましたとさ。
めでたしめで
ミア/ソティー「めでたくない!」
俺達は湖近くで休憩を挟んだ。
その間俺が出した簡易シャワーで2人は汚れを落とした。
ユリト「ウェル。薬。自分で飲める?」
ウェル「(コクコク)」
ウェルは下を俯いたまま頷く。
俺はウェルの手に薬が入った瓶を渡す。
ユリト「一回2錠ね。」
ウェル「(コクコク)」
他はばっちり効いてるんだけどなぁ。
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