叛逆の狼煙

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ユリト「ナバルツ城だぁ!」 やっと帰ってきたよ。 長期休みもあと4日かぁ。 どうせ事後処理で潰れるんだろうなぁ。 めんど。 ソティー「街は見えるけど… どこ?」 ミア「見えないか?」 そーいや。いま竜化してるもんな。ソティー達が見える筈ねぇや。 ウェル「私は見えるぞ?」 どんな視力してるんだよ! ログス「流石はユリトだな。」 ルミク「ユリトは元々視力良い上に竜化してるからね。」 そうそう。 アクリ「私少し悪いから全然見えないです。」 そうなんだ。もっともこの距離から見えるなんて人外だからね。 オグレ「もう少しリムの水着堪能したかったなぁ。」 リム「言ってくれれば着ますよ?」 レイヤン「私も見えるぞ。」 アリン「私も見えるよ!」 でも竜みたいに乾燥に強い目じゃないから乾いて痛いでしょ。 シニル「流石は獣人ですね。」 本当だよねぇ。 今時獣人の純血なんて居たんだ!って感じだよね。 だから街中とか場内でもフードとか被って貰ってるけどね。 さーて。 着いたらまず俺は陛下に挨拶に行くか。 俺が長い間居なかったから変化あるだろうなぁ。 おーおーやっぱり騒いどる。 俺達はナバルツ国民の喧騒を耳にしながら敷地内に降り立つ。 ログス「あー。また川釣りかぁ。」 アクリ「くす。本当に好きだね。」 ルミク「海の画もいいなぁ。」 オグレ「ずっと座ってんのも疲れんなぁ。」 リム「だからって立ち上がるのは危ないですよ?」 ソティー「また行きたいね。」 ウェル「私は勘弁。」 アリン「見てみてお姉ちゃん! 一杯貝殻拾ったんだよ!」 レイヤン「そうか。 綺麗な貝殻だね。」 みんなは俺達の背から降りながら、感想を口々にする。 ん? クリクはどうしたって? 初めからず~~~~~~~~っと俺の頭の上で寝てる。 昨日の特訓が効いてるらしい。 メキメキッ! ミシミシ! シュー… 上から順に俺、ミア、シニルの順だ。 ちなみに俺とミアはまだ竜人化の状態だ。 裸になっちゃうからね。
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