叛逆の狼煙

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状況を整理しましょう。 まずリムの家は衣類の個人の注文を受けて製作する貴族御用達の老舗らしいです。 そしてオグレの家も注文を受けて装飾品作る職人だそうです。 出来上がった装飾品を注文者まで届けるのがオグレの仕事だとか。 つまり関係としてはリムの家が貴族から衣服の注文を受けて、作る過程で必要な装飾品をオグレの家に発注する。 こんな所でしょうか。 そして条件というのは、布を安く売ってくれる代わりに衣服の着想をして欲しいという事です。 理由は活発な感じにして欲しいと言われたが、自分たちは落ち着いた衣服しか作った事がなく発想がなかなかでないとの事でした。 ソティー「分かりました。 やってみます。」 「助かるよ。」 リム「ソティーごめんなさい。 活発って表現が分からなくて。」 表現出来ない理由は分かります。 性格がそうですからね。 うーん。活発かぁ。 その後私たちは二時間ほど話し合って、服の形を作り上げました。 終わった後は裁縫の基本などを教えてもらっちゃいました。 服作りってなかなか楽しいですね。 ソティー「今日はありがとうございました。」 なんかけっこういい生地を頂いちゃいました。 「いやいや此方こそ助かりました。」 リム「また来たときはよろしくお願いします。」 やっぱり親子ですね。 雰囲気もそっくりです。 ソティー「うん。 その時はまた教えてね。」 リム「はい。」 私はここで別れを告げて帰路へと戻りました。 ソティー「ただいま~。 あれ?ユリトは?」 屋敷に帰り部屋に入るといつも書類が綺麗に整頓されている机に向かっている姿がありませんでした。 ミア「まだ帰ってきてない。」 クリク「ユリトまだ~。」 珍しいですね。 時間かかるときはいつも連絡をするんですが… 何だか胸騒ぎがします。
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