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俺は直感が働いた。
そう、これはあの化け物をおびき寄せると…
どこかに隠れるところはないのか!?
武器とかは落ちてないのか!?
…まずい、もう来やがった!
くそ!もうヤケクソだ!
走れなくなるまで逃げ続けてやる!こう見えても俺は体力には自信あるんだよ、クソアマが!
「…………ハァハァ…」
やばい、足が縺れてきた…
よし!あの喫茶店に入って鍵を閉めればやつは入れないだろ!
ガチャ!バタン!カチャ。…バン!
女はものすごい形相で喫茶店のドアにぶつかってきた。
そんなことを気にせずに中の店員やらに助けを求めよう。
ちょうど客はいなかった。
なんだ…ここ、俺も1回しか来たことないけど人気ないんだな。
「すみませーん」
「すみませーん、どなたかいらっしゃいますか!?」
返事がない、おかしい。
そういえばゲームが開始してからここに来るまでに人どころか犬も猫も見てない。
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