WinkKiller

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「…ホンマ…なんもないねん…マルは…大事な…メンバーや…」 途切れ途切れに呟く言葉… 世界で二番目にかわいい目が潤んで 上目遣いに俺を見とる… 「…うん…わかっとる…」 「…やったら…なんで…?」 …言えるか…ボケ…そんな何年も前の事にヤキモチ妬いとるとか… 「…信じてないんか…?なんもないて…」 ヒナは泣きそうな顔… ああ!もう! 「…ヤキモチやヤキモチ!あの頃、マルが羨ましかってん!一緒に住むとか!わかれや!ボケッ!」 アカン…絶対、顔真っ赤や…ホンマ…恥ずかしいわ… 「…ヤキ…モチ…なんや そっか…」 ヒナを見れば嬉しそうに笑っとる… ここまできたら 言うたるわ 「あの頃から 好きやったんぞ!そやから マルに嫉妬してたんや 悪いか」 「…キミ…そない赤い顔して どや顔されても…」 真っ赤な顔して 俺を見とるヒナ… なんなん?このいかにも襲ってくれ的な顔… アカン アカン 裕ちん 負けへん… やけど…抱きしめるくらい…ええよな…? そう思ったら 暖かい温もり… ギュッと抱き着いてきたヒナを抱きしめる。
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