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豪邸別室
｢彼がWATARUですか？｣
｢そうですね
十年前のプレイヤーネームWATARUで登録していた黒木ゆきおです｣
｢彼の事は､すべて佐伯に任せてあります｣
｢うまくいけば
本物が釣れるかもしれない｣
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エデン
光る扉を抜けると
そこは懐かしい
昔ハマってよくやった
エデンの世界
｢なんか不思議だな｣
俺が来るのを待っていた修一が話しかけてきた
｢不思議？なにが？｣
｢だって
俺ら自身がプレイヤーって｣
そうか
昔やったエデンは
自分が作ったキャラに
[モンハンみたいな感じ]
シンクロして遊ぶゲームだから
今まで自分でやってる感じでも
チョーイケメンキャラでやってたんだ
これはこれでいいけど
アレもよかったな
｢自分が主人公みたいな感じが新しいエデンなのか｣
｢取りあえず
マスターカードを調べろよ｣
マスターカードは
バインダーに入れるまでは真っ白ななにも書かれていないただの紙だが
バインダーに入れることにより
バスター
ブラスター
キュア
と言った自分にあった
カードに変わる
俺はマスターカードを
バインダーに入れた
【バァスタァァァ】
Ｋｰ１とか格闘技の選手入場の時に選手の名前叫ぶような声で
バスターと叫ぶ声がした
｢懐かしいなこのカードを入れる度に叫ぶ声と
コイツも｣
左腕にはカードが差し込まれたバインダー
バインダーは白く光っている
そしてゆきおの右手には
渋い感じの黒い刀が握られていた
｢やっぱりゆきおの
マスター変わってないな俺も変わらずブラスターだけど｣
ゆきおが昔やっていた
エデンでもマスターカードはバスターで
具現化された刀だった
バスターで具現化された
武器や道具は
バインダーからカードを抜くと消える
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