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謎の声の方へ向かうと 急に人一人分ぐらいの高さの 小さな崖に滑り落ちる 「うゎ大丈夫か?ゆきお」 「あぁなんとか」 こー言ってるけどゆきおかなり我慢してやがるな 「こっちです」 声の方を見ると 崖に小さな洞窟があって そこに 豪邸に着いたときに騒いでいた ギャルカップルの男がいた 「大丈夫ですか?」 修一とギャル男に抱き抱えられて洞窟に隠れた 「何だよ奴らは?」 「奴らは、人攫いです 自分の彼女の沙希が連れてかれました」 こんな場所で人攫いかよ 「お願いします 彼女を沙希を助けるのを手伝ってください」 どーすればいいんだ? ゆきおの傷口は俺の能力で血は止めてあるけど キュアがないとやばいよな 「わかった 手伝うから先ずヤオール村に行ってゆきおを治すのが先だ」 「ありがとうございますすいません僕がキュアなら早かったんですけど」 彼の名前は 藤 国光 19歳 フリーター マスターカード バスター[トンファー] 人攫いの声が聞こえなくなったのを見計らってから 国光と修一に抱えられて 俺達はヤオール村に向かった ―――ヤオール村――― 「国光 お前は人攫いのアジトの場所がどこにあるか 聞いてこい 俺はゆきおにキュア使ってくれる人捜してくる」 「はい」 デカい返事をして国光は走って行った パチンッ 国光が走っていって見えなくなった瞬間 ゆきおを覆い被すように白い光に包まれた 「これは?キュアの光」 脚に受けた傷口が見る見るうちに治っていく 「なんでだ?」 完全に直った ゆきおと修一は不思議そうに突っ立っていた 「だれがキュア使ってくれたんだ?」 「わかんない けど助かったなゆきお」 プルルルルル ちょうどその時 国光から電話がかかってきた 『わかりましたよ そっちはどうですか?』 「コッチは大丈夫だ 取りあえずカードショップで待ち合わせするぞ」 『わかりました』
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