帰城

3/5
前へ
/14ページ
次へ
「おかえりなさいませ。魔王様」 ガーゴイルが何時ものように出迎える 「して、その人間は何ですか?」 ガーゴイルは尻尾を揺らしながら、少女を睨んだ 「ああ、こいつは新しい召し使いだ」 「………」 私は少女の頭に手を置くが、少女は無表情にガーゴイルを見つめている 「とりあえず、先ずこいつを洗え。汚れたままで居たら厄介だからな」 と、少女をガーゴイルに任せてさっさと自分の部屋に向かった。
/14ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3人が本棚に入れています
本棚に追加