冬子

5/8
前へ
/295ページ
次へ
だから、付かず離れずの関係で私の相手をしてくれて一切詮索せずに一緒に楽しく飲んだくれていた。 いつもからかわれてばかりだけど、今思えば分かっていても何も言わないって難しい事だよね。 大人な対応だったよね。 「でさ、コータとは実際ヤったの?」 …絶対にありがとうなんて感謝の言葉は伝えてやらないけどね。 「ご想像にお任せします。」 「えー!」 駿君と一緒に奢ってあげるから、これ以上はからかうなよ。 「やっぱり、コータを喰っちゃったんだ?」 「逆でしょ、普通!」 …やっぱり、冬子には口では勝てない。 「それにしても、駿がメロメロなんて…可哀想…」 「私を見て溜め息をつくな!」 本当に腹立つな。 ドS女め!
/295ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3223人が本棚に入れています
本棚に追加