マミさん

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私がおずおずとベットの上に乗って、駿君を跨いで膝を立て半腰を上げて彼を見下ろす。 彼の指先が私の顎を捉えて、もう片方の手は腰を抱く。 駿君に捉えられた私は彼の導くがまま近付き、唇を重ね合わせた。 「ゾクゾクするね。」 小さく囁いて、私の舌をすくい取り、絡め合い、淫らなキスを交わす。 駿君に抱かれた腰が熱い。 首の後に伸びた手がしっかりと私を固定して逃がさないと主張していて、それにも胸が高鳴る。 お互いを堪能するかのように唇を貪って、漸く糸を引きながら離れた時には、もう駿君の瞳は強い光を放っていて、肉食獣みたいに私を見つめていた。 「美佳子さん、ジーンズ脱がしてよ。」 駿君が楽しそうに笑いながら言う。 そして、私の腰から太ももに手を移動させるとスカートの中にサッと入ってきて下着に手をかけた。 「ちょっと待って!」 「何で?」 「待ってよ、まだ駄目。」
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