第五章

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翌日の朝、僕はあの子が 気になって植木屋の前で 待っていた。 まぁただ単にあの子に 会いたくなったから来た だけなんだけどね(笑) そんなことを考えていたら 植木屋の戸が静かに開いた。 戸を開けたのは待ちに 待っていた彼女だった。 彼女は僕に微笑んで "こっちにきて"と声に 出さずに口の動きだけで 言ってきた。 僕が頷くと付いて来て というように歩き出した。 着いた所は人気のない 古ぼけた神社だった。 彼女がいきなりこっちを 振り返った。 「おはよ! 沖田さん♪」 「おはよ。...菜月///」 僕が名前を呼んだら 菜月は顔を赤く染めて いた。 「初めて名前呼んで くれましたね。」 「...嬉しいです///」 そう言った彼女は耳 まで赤くなっていた。 本当、可愛いなぁ。 それより僕、初めて 女子を名前で呼んだ 気がする。 なんとなく達成感! 「沖田さんさっきから 急に黙ったりして どうしたんですか?」 昨日と同じように 僕の顔を覗いてきた。 ズキューンっ! 本当、この顔は悩殺 もんだよ////
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