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翌日の朝、僕はあの子が
気になって植木屋の前で
待っていた。
まぁただ単にあの子に
会いたくなったから来た
だけなんだけどね(笑)
そんなことを考えていたら
植木屋の戸が静かに開いた。
戸を開けたのは待ちに
待っていた彼女だった。
彼女は僕に微笑んで
"こっちにきて"と声に
出さずに口の動きだけで
言ってきた。
僕が頷くと付いて来て
というように歩き出した。
着いた所は人気のない
古ぼけた神社だった。
彼女がいきなりこっちを
振り返った。
「おはよ! 沖田さん♪」
「おはよ。...菜月///」
僕が名前を呼んだら
菜月は顔を赤く染めて
いた。
「初めて名前呼んで
くれましたね。」
「...嬉しいです///」
そう言った彼女は耳
まで赤くなっていた。
本当、可愛いなぁ。
それより僕、初めて
女子を名前で呼んだ
気がする。
なんとなく達成感!
「沖田さんさっきから
急に黙ったりして
どうしたんですか?」
昨日と同じように
僕の顔を覗いてきた。
ズキューンっ!
本当、この顔は悩殺
もんだよ////
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