序章†Clocher du commencement

10/14
前へ
/55ページ
次へ
『はい、』 「それはすごいですね!!」 『いえ。何となく貴女が、迷いそうな気がしましたので』 「ぇ"っ!それってどういう…」 『さて。どういう意味でしょう? ですが、あまりお気になさらず』 そんなにこやかに微笑まれると逆に気になるっ! 『では、ご案内致します。――お嬢様』 そう言って、リムジンの扉を開いた呉紫城さん。 「って…ちょっ! 今、誤魔化しましたよね!?」 『いえいえ…何のことでございましょう?』 「えぇっ!!?」 『瑠璃藍様はリアクションと変顔がお得意で…』 「ち…違いますっ!」 .
/55ページ

最初のコメントを投稿しよう!

6人が本棚に入れています
本棚に追加