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『え…』
案の定、吃驚した顔をされたんだけども……
「だって…っ!こんなお姫様みたいな部屋、女の子なら誰だって一度は夢見るものですよっ!? すごい…ちゃんと好きな色とかモチーフとか…」
はっ!しまった、つい語って……
『…ふふ』
彼は優しく笑った。
さっきまでの微笑みとは違って、笑顔を見せてくれた。
『すみません、…ふふっ』
「えっ」
私はオロオロしながら、彼はこんなに笑ったりもするんだ……と意外に思い。
胸が、高鳴る。
『失礼しました、本当に瑠璃藍様が可愛らしいものでつい…』
「い、いえ!?」
『ですが喜んでいただけて何よりでございます。此方の部屋は今日から、お嬢様のお部屋でございますから、自由にお使い下さい。…やはり選んだ甲斐がありました』
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