序章†Clocher du commencement

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「え?選んだって、この家具全部ですか!?」 『はい、勿論全てオーダーメイドで作らせていただきました。おばあ様からも予々聞いておりましたので』 流石だなぁ……この人は本当にすごい執事なんだと思う。 何度も改めて実感させられる。 そういう事ってすぐにわかるものなんだ。 1日でこれだけ見せつけられてしまうとこれからが予測つかない。 「本当にすごい!気に入りました!えへ…ありがとうございます」 私がそう言うと、呉紫城さんは微笑みながら。 『勿体無きお言葉、ありがとうございます』 胸に手をあてて一礼をした。 「わ…そんな……!」 ‡†‡ 少しぎこちないながら始まったのと同時に。 十字架を掲げて【始まりの鐘】は街中に鳴り響く。 .
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