入学式

2/2
0人が本棚に入れています
本棚に追加
/4ページ
体育館入口にて、初老と思われる男性が、杖を高だかと掲げ何やら呪文を唱えていた。 ?「うわー、充見てあそこに、怪しいお爺さんが立ってるよ」 充「本当だね、僕らは行こうか。 誰にも見つからないうちに」 ?「そうだね、充」 その頃、体育館の中では、入学式が開かれていた。 校長「えー、今年も桜の舞う季節が訪れ、新一年生の皆さんは、此処に来るまでに、一本の大きな桜の木を見たことでしょう。 あれは、我が校の設立時に植えられたもので、樹齢500年と伝えられています。 その為、あの桜の木には、数々の噂があるのです。 新入生の皆さん、桜の言い伝えを調べ、卒業するまでに5個は探し出して下さい。 それが、卒業課題の一つです。
/4ページ

最初のコメントを投稿しよう!