黒×紫

2/4
前へ
/26ページ
次へ
黒side 「今日久しぶりに家行っていいか!?」 あ、こんにちわんつー! 横山裕くんですけれども 今はヒルナンデス!の生放送中 なんでもヒナがオーダーメイドのスーツをつくったいうて それを着て出てくるらしい。 早く出てこんかな~ なんて楽しみに待っていると… 「うぉ~」 お客さんの歓声や拍手と共にヒナが出てきた。 ………なぁんやねんっ! めっちゃかっこいいやんけぇ!!!!!! これはいつもの仕分け∞で見てるスーツ姿とワケがちゃうぞ!! それで思わず出た、最初の言葉。 でもこれはテレビ用の言葉であって、 だって俺はいつもヒナん家行ってるし だからどう、ってワケでもないんやけど。 せやから今日もヒルナンデス終わり、 珍しくロケもなくて レコメンまでの間ヒマやからヒナん家に来た。 玄関に入るやいなや後ろからヒナに抱きついて 「お前さっきのなんやねん。 格好良すぎるやろ」 そう言われたヒナは 首に巻き付いている俺の腕をとりながら 俺のほうへ振り返り 「……さっきの? あー!スーツか!ありがとう!」 言葉と共にニカッて笑ったヒナ …ま、眩しい…… 「だからヒナ! もっかい着て!」 「はぁっ!?なんでやねん 面倒くさい…」
/26ページ

最初のコメントを投稿しよう!

431人が本棚に入れています
本棚に追加