橙×赤

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「もぅ、付いてるって」 マルが食べさせてくれたケーキが大きかったのか 口の端に付いたらしいクリーム そう言って近づいてきた指、ではなく 口に 言葉は奪われて そのまま舌でクリームを舐めとられた。 その舌は口の中に簡単に進入してきて 「…‥おいし…」 いつもはふざけてるけど こういう時のマルは本当に男前で 「ズルい」 「…?、何が「好き」 「えっ、ちょっ………、ほぇー」 いつも言わない俺からの好きに マルは顔を赤くして驚いてる。 そういうところとか 全部ひっくるめて、マルなんやから しょうがない、許してやろう。 END
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