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ずっとあなたとこうしたかった。
「触れたかった……。
キスして欲しかった……。
私だけを抱きしめて……、
あなたとひとつに
なりたかった――」
政宗の頬を両手で包み、そっと口づけると灰猫は政宗の前髪をかきあげた。
青い瞳と、視線が絡む。
「やっと……、
ひとつになれたね……」
「っ……」
背中に腕を回して政宗は灰猫を力強く抱きしめた。
「いくらだってしてやる……。
もう……」
絶対に離さない……っ
切なげに声を出して、政宗はゆっくりと動き始めた。
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