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駅で見送る後ろ姿 ギターを背負った貴方は早足で去っていったね 私はその後ろ姿を見えなくなるまで見送った                                         きっかけはネット上で 何度かメールをして会う約束をした ネット上の人と会うのは初めてだと言った私に貴方は緊張しなくていいと言ってくれた メールで色々話を聞いてくれて、相談にも乗ってくれた事 今でも嬉しい 冷たい冬の風が吹く日 私は貴方に会うために電車に乗った 駅で待ち合わせ メールで伝えられた背格好の人に声をかける 貴方はすごく魅力的だった しばらく続く気まずい雰囲気と沈黙 そんな感じで時間は過ぎていった 別れる時間 貴方は改札口まで来てくれた 進む時間 続く沈黙 電車の時間が来た 貴方は軽く手を振って「じゃあね」と言った 私はうまく答えることができずに貴方の後ろ姿を見送った 貴方は振り返る事もせず早足で去っていった その姿を見えなくなるまで見送った   帰りの駅のホーム 冷たい風が吹く 無性に淋しかった 電車が来て私は電車に乗る 大勢の人がいる中でも淋しさを紛らわす事はできなかった           会ってから一週間後 私は貴方にメールをした 何通か交わしたあと貴方からのメールは返ってこなくなった           淋しくて泣いたよ 貴方のくれたメールを何度も読みながら 恋愛が苦手だった私に恋をさせてくれた貴方 もう姿を見る事はない 貴方はもう私の事なんか忘れたかな きっと他の人を見ているはず                                    私はまだ完全に忘れられてはいないかもしれない けれど、貴方と交わしたメール ほんの少しだったけれど一緒にいた時間 すごく大切なものになった そんな想いをくれた貴方                                                  ありがとう 大好きでした。
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