01.11月9日

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「そうか、それじゃあ、お前が今その手に持っている木刀は一体何なんだ?」 苦笑と共に語る幸の右手には確かに翔太の指摘通り木刀が握られていた。 「ゲッ……ヤバッ」 「今ヤバいって言ったかお前」 「う、ううん、な、何でも無いの」 「あ、アハハ」と木刀を持っていない方の左手を左右に高速で振りながら翔太に笑みを見せる幸。 「こ、この木刀はその……えっと、あ、アレよ、アレ! こ、コレはそう……た、嗜みなのよ!」 「幸、お前って嘘を付くのが下手だよな」
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