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「……あ、アレ……おかしいな」
翔太は苦笑と共に自身の目を指で擦る。
「夢か幻か……俺、最近睡眠時間が足りていないのかな――」
ドンッ、ドンドンドンドンドンッ!
「神前君、ひーどーいーっ!」
翔太の台詞を途中で遮って聞こえてきたのは玄関扉を強く叩く音とその向こう側から聞こえてくるとある人物の声。
「私だよ、わーたーしーっ!
愛だよ、皆の正義の味方、“萌え系霊能力者”こと、藍沢愛だよ!?」
「うるせーな!
それが解ってて閉めたんだよ!」
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