01.11月9日

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そんなほんの少しだけ非日常な朝の出来事が神前宅の玄関で巻き起こって――。 「痛ったぁ!」 翔太から投げられた愛は背中から床に落下して苦悶の叫びを上げた。 「い、痛い……ま、マジで痛い。 あ、あの、玄関の段差の角で背中打った……ま、マジで痛いぃ……!」 そんな自身の背中を何とか押さえながら玄関で左右に転がっている愛を尻目に――。 「……ふぅ」 翔太はその場に立ち上がると制服の乱れを整え始める。
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