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「良いじゃん、作品の冒頭に登場して後の物語には一切出て来ない……何かカッコイイって」
「神前君、それ絶対適当に言ってるよね」
席に着いたまま春香は翔太を上目遣いで睨み付けた。
「まぁ、別に冒頭部分にしか出られなくても別に私は気にしないけどね。
何故なら、私には――」
「彼氏が居るから登場回数少なくても気にしないんだろ?」
「なぁっ!
ちょっ、ちょっと神前君、人の台詞盗らないでよ、折角の私の見せ場なんだから!」
「結局登場回数気にしてるじゃねーか。
つーか、こんな日常的な場面が新垣さんの見せ場で良いのか?」
呆れ顔で春香にそう確認を取る翔太。
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