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その楓の動作によって必然的にそのほんのり頬を赤く染めた楓の顔が翔太の顔へと近付いてくる。
楓の顔が、目が、鼻が、ほんのりと赤く染まった頬が。
唇が――段々と近付いてきて。
そして。
ガラッ!
「オーイ、頼まれた石鹸持って来たぞ――って、何やってんだ、お前等?」
「うわ――――――――っ!」
「キャ――――――――ッ!」
不意に浴場の扉を開けて姿を現した亜里沙に翔太と楓は驚愕の声を上げて瞬時に左右へとそれぞれ距離を取る形で移動した。
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