18.月の光射す湯気の中で

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「俺も西園寺さんのツインドリル、中々似合ってると思うぜ?」 「えっ……?」 「まぁ、正直に言うと俺は髪を下ろした西園寺さんの方が好きだけど」 「なっ……!」 「イヤ、何時ものツインドリルとのギャップが良いというか――って痛いっ!」 顔面に筆箱を食らった翔太は余りの痛みに声を上げた。 「って痛ってーな、何すんだよいきなり!」 「そ、それはこっちの台詞ですわ! 貴方こそ何をいきなり口走っているのですか!」
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