すいーとぴー

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――ピピピピピ セットしておいた目覚まし時計が鳴り響く。 「うっさい……」 鳴り止まない目覚まし時計に若干苛つきをおぼえ、バンッと乱暴に手を叩きつけ音を止ませる。 低血圧少女、織原栞は今日から高校二年生。 こう言うの、まさに青春真っ盛り! っていうのかな? どうでもいいけど。 「7時……か」 布団からのっそり顔をだし時間を確認すると、再び布団にもぐりこみ2度寝の態勢。 朝の2度寝は至福の時。 最高だよね。なんて思ってるうちにウトウトしてきた―― 「しーおーりー!!」 ハズだった。
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