1年2組

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「っ…やです!」 周囲の視線が痛い。 「お願い!」 バッと手を掴んできた。 「離してください!」 「お願い!」 「いやです!離せ!」 年上みたいだったが もはや敬語などいらない。そう判断して睨み付ける。 (いけめん……っ) 「ねえお願い-!」 「嫌ってば!」 「ねえねえお願いってば」 「なんで教えなきゃいけな…」 「…?」 「…いいっすよ」 ―周囲の視線にもう耐えられなかった。 (また後でアド変しよう) 「やった!ありがと」 嬉しそうにアドレス受信をして三上恭斗は 「2-3にいるからいつでも来て!」 と言い去っていった。 (やっぱ年上か…それより……) (あんな爽やかなのに腰パンしてる調子乗ってる馬鹿は嫌いだ!) しかも強引だし!と 桃はブラックリストに 三上恭斗を入れた。 .
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