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「っ…やです!」
周囲の視線が痛い。
「お願い!」
バッと手を掴んできた。
「離してください!」
「お願い!」
「いやです!離せ!」
年上みたいだったが
もはや敬語などいらない。そう判断して睨み付ける。
(いけめん……っ)
「ねえお願い-!」
「嫌ってば!」
「ねえねえお願いってば」
「なんで教えなきゃいけな…」
「…?」
「…いいっすよ」
―周囲の視線にもう耐えられなかった。
(また後でアド変しよう)
「やった!ありがと」
嬉しそうにアドレス受信をして三上恭斗は
「2-3にいるからいつでも来て!」
と言い去っていった。
(やっぱ年上か…それより……)
(あんな爽やかなのに腰パンしてる調子乗ってる馬鹿は嫌いだ!)
しかも強引だし!と
桃はブラックリストに
三上恭斗を入れた。
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