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銀「たぁーかぁーすぎっ」
隣に座っていた高杉に、銀時は突然抱きつく。
対して高杉は、特に慌てるわけでもなく、鬱陶しそうに銀時を横目で見た。
高「…んだよ、クソ天パ」
銀「ねぇー、銀さん暇なんだけどー?何かしようよー、何かって言うかにゃんにゃ…」
高「死ね」
銀「…ごめんなさい、ねぇでも暇ー!!」
銀時は、不服そうにだだをこねる。
相当、暇なようだ。
高杉はそんな恋人を見て、大きくため息を吐いた。
高「…暇なら、何かすりゃあいいだろうが」
銀「高杉と一緒に何かしたい!」
高「俺ァ、面倒ごとは嫌ェだ」
銀時は、うーんと一人で唸り始めた。高杉は、すっかり考え込んでしまった銀時を見る。
いつもより、少し真剣そうな顔な銀時に、不覚にも鼓動が早まる。
銀「あっ、じゃあー…って、高杉?どうかした?顔…」
高「っ…るせぇな…!!何でもねぇよ…///」
銀時は、何かに気づいたように意地悪に笑む。
銀「何々ぃー?高杉、銀さんに見とれちゃったの?」
高「っ…違ぇよバカ…!自惚れんな!!」
高杉はそう言い捨てて、立ち上がる。
銀時から少しでも離れようとした、そんな時。
…不意に、腕が引っ張られる。
高「っ…!///」
銀「だーめ…せっかく、面白くなってきたのに…♪」
銀時の膝の上に座り、耳元で囁かれる。
それだけで、高杉は顔が一気に熱くなった。
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