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「…っ何で、答え聞かねェんだ!聞きたくねェなら言うんじゃねェよっ!!」
「うぉっすんまっせェエん!…って、え?」
高杉は顔を真っ赤にして、銀時を激しく怒鳴りつける。
銀時は一瞬身を竦めるも、すぐに驚きに顔を上げる。
相変わらず高杉は泣き顔で、こんな状況にも関わらず銀時は鼓動を高鳴らせた。
高杉の引き結ばれた唇が、緩やかに開いていく。
「…け、結婚…な…//別に、…してやっても…ぃ…///」
徐々に声を小さくして、緩やかに頭を垂れていく高杉。
頭は追いつかないのに、銀時の心臓だけが大きく波打った。
遠い遠い青空も、夕暮れに差し掛かり淡く赤みを帯びている。
長い沈黙の末、先に行動を起こしたのは銀時だった。
高杉の腕を引き寄せ、自分の胸に勢いよく迎え入れる。
「…っ、は」
音がするほど強く、強く抱きしめられる高杉。
小さく漏れた吐息を無視して、銀時は思いのまま高杉を抱きしめ続ける。
高杉はその痛いほどの愛情に、またも泣きそうになった。
そうして銀時に頭を撫で付けられれば、高杉の涙腺は程なく決壊を迎えた。
報われなくてもいい。
未来がこのまま、暗い夜に取り込まれてしまっても構わない。
今、こうして一緒に将来を誓い合えること。
暖かな夕闇に染まっていく心、それだけが愛しい。
互いが互いを縛り、窮屈な制約を打ち破る。
二人は、その先に訪れるであろう、常識から堕落した未来を想った。
そんな逸脱した世界を、銀時と高杉は愛で塗り込めた。
嗚呼、結ばれた。
二人の世界が、1つに繋がって…今日、結ばれたのだ。
あわわわ…
相変わらず、意味が分からなくてすいませんorz
えっと、作者のふざけた見解も、どうか非難なさらないでくださいね。
最後の方、暗くなってしまい申し訳ありませんでした!
ご覧くださった皆さま方、本当にありがとうございましたっ
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