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夏休み。
中学1年になって初めての夏。
このときのあたしには,「いい子」と言う言葉はもうなく,夜遊びを平気でする子になっていた。
夏休みに入ってからは毎晩のように花火をしていた。
「今日の夜も花火する?」
「する!!」
「じゃあ,後で買いに行こう-✋」
このときのメンバーは,ぃつもと変わらない。
ゆい・ゆか・さき・れな・あたし…
年はバラバラ。
当時のあたし達は
ゆい・れな・あたしが中1。
ゆかが中2。
さきが中3。
年齢,学年は違ってもあたし達は仲が良かった。
夜…
あたし達はいつもの公園で花火をする。
周りを見ると…
バイク。煙草の明かり。そしてあたし達より歳上の人達の姿…。知ってる人が2,3人。
あたし達は彼等と花火をし,話をし,笑い合った。
しばらくして,ゆいがロッケト花火をとばした。
…
ピュ--…
「あ。」
バンッッ!!!
誰かが寝てるところに花火がとんでしまった。
寝ていた彼は飛び起き,あたし達の方に原付を走らせた。
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