真夏のラジヲ局

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かなり昔の話しなのですが近所に『リサ』と言う名の女の子がいました。
庭付きの一戸建てに住んでいて、よく二人してままごとやお人形遊びをしていました。
私がリサちゃんの家に行き庭に遊び道具を広げ、そこでそのまま遊ぶ事が多くその日もいつものようにままごとの道具を広げリサちゃんが来るのを待っていました。
すると家の奥からお母さんが出て来て、私を見るやいなや意味があるとは思えない言葉を叫び、私に向かって塩を投げつけ始めたのです。
以前から私達を見ては叫んだり箒を持ち出し叩くそぶりをしていたのですが、さすがにその時は怖くなり泣きながら帰りました。
その後もまた何かされるんじゃないかと不安になり、リサちゃんとは自然と遊ばなくなりました。
暫くしリサちゃんの家の前を通ると、そこに人の気配はなく風の噂で引っ越したと聞きました。
後で知ったのですが、あそこのお母さんは少し可笑しい所があっようでよく夫婦で言い争いをしていたようです。