東方永夜抄

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蓬莱山輝夜 通り名 永遠と須臾の罪人 人間らしくないお姫様 能力 永遠と須臾(しゅゆ)を操る程度の能力 永夜抄における真のラスボス。吸血鬼、幽霊、鬼と来て今度は宇宙人だよ! 会う為には幽々子様の言う通りに進む必要がある。……ん? 日本人なら誰もが知っているであろう、竹取物語で有名な輝夜姫その人である。永琳と夜逃げしてからは永遠亭に隠れ、一応主として暮らしている。一応。 千年前に永琳に作らせた蓬莱の薬を飲み、不死の蓬莱人となった。ただし、月において不老不死は禁忌の為、月の民は殺せないならばと輝夜を穢れた地上へ追放してしまう。尤も、輝夜自身地上へ行きたかったようだが。 そこから竹取の翁に拾われ、十数年後に輝夜の罪を許した月からの使者がやってくるのだが、その中にいた永琳に使者を皆殺しにさせて逃亡する。 ちなみにここで使者を皆殺しにして逃亡するのは東方オリジナル設定だが、帝に不老不死の薬を渡したり5つの難題を出すのは同じらしい。この帝に渡した不老不死の薬は、帝の「輝夜とずっとちゅっちゅしたいのに輝夜のいない世界で不老不死になっても意味ないじゃないですか!やだー!」という実にロマンチストな考えからとある山の火口にて燃やされることになる。 この山が後に不死の山、富士山と呼ばれることになるわけだが、断じて駄洒落などと言ってはいけない。断じてだ。 しかし、輝夜が渡した不老不死の薬があんな結果を呼ぶことになるとは輝夜にも予想できなかったことであろう。 蓬莱の薬による輝夜の罪は自分の罪と考えた永琳は苦悩しているが、そもそも月は穢れが無いので、月人は無限に近い寿命(不死ではない)がある。ただしそれは穢れの無い月で暮らした場合であり、穢れた地上へ降りた輝夜と永琳は不老ではなくなったのである。不老不死の輝夜と共に歩むと誓った永琳が蓬莱の薬を飲んだのは、彼女なりの罪滅ぼしなのかもしれない。
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