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「………っあ!」
ハッとして目を覚ますと、そこはフカフカとしたベッドの上。
見慣れている自室であった。
荒く乱れた呼吸をゆっくりと正しながら、額から流れ落ちる汗を拭う。
また、この夢ですか…。
大きく息を吐き出してから、思わず自分の腹部をさする。
痛いわけ、ないですよね。
あれは、夢…なんですから。
窓に目をやると、まだ日の出直前のようで、薄暗い。
「ルタ……。」
いつも夢の中で出会う青年。
綺麗なエメラルドグリーンの瞳が印象的であった。
彼はいつも悲しそうに微笑んでから、私と共に自害するのですよね。
一体どうしてなのでしょう?
それに、バッドエンドとはどういう意味なのでしょう?
次の運命ではハッピーエンド…?
訳がわかりません。
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