第一章

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駅からやや離れている商店街を過ぎ、学校と隣接する神社の付近を通ろうとしたとき、僕は手提げバッグを路側帯に落としてしまった。 そのバッグには教科書が入っている。僕は忘れ物をしたくないので欲に言う置き勉をしない性かすべての教科の教科書とノートをバッグに入れている。 それを落としてしまったため、多少の惨事にはなるだろう。 そしてそのバッグの中から教科書が落ち、その間に挟んであるプリント類が路側帯に散らばった。 路側帯であるため拾う際に他の人の迷惑になる。僕は自転車を下車しバッグがあるところまで焦って戻った。 速く拾わないと踏まれるかもしれないという気持ちが現れ不安を煽る。 しかし、一人のクラスメイトが僕のバッグとその中の教科書とプリント類を拾ってくれた
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