第一章

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―佐野真志 クラスメイトの一人である。性格上、僕の他に様々なものと接点が無いに等しい人間だ。 今の僕と似てないようで似ている。容姿は平坦な顔である僕とは違い黒髪がよく似合う日本男児だけれども。 クールで誰とも付き合おうとしない人間が何故?と思いながら彼に顔を向けた。 そして、彼は無愛想な顔をしながら僕にこう言った 「気をつけろ」 彼らしい発言だ 「ありがとう、君のお陰で助かったよ」 と僕は疑問に思いながら礼を言った 「礼はいらない」 そう言い残し、彼はそっと僕とは違う方向で学校へ歩き出した。
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