序章
10/10
読書設定
目次
前へ
/
21ページ
次へ
敏夫は勝之のすぐそばまで来ると立ち止まり勝之に言った。 「カッチャン。先に親父さんに焼香してしもたよ。和尚様も探してたよ。」 その所作や、声の抑揚、敏夫の表情が余りにも自然だったために、勝之は思わず、ほんの僅かだが、破顔して「わかった。帰るよ。」と、言って立ち上がり、敏夫と連れだって石段を下って行った。 「カッチャン。今年の彼岸桜はやけに赤ぇなぁ。」
/
21ページ
最初のコメントを投稿しよう!
13人が本棚に入れています
本棚に追加
広告非表示!エブリスタEXはこちら>>
前ページへ
次ページへ
スターで応援
0(あなた 0)
小さく
文字
15
大きく
狭く
行間
1.8
広く
白
黒
クリーム
ゴシック体
明朝体
まとめてページ表示
指定なし
5ページ表示
10ページ表示
15ページ表示
ページコメント表示
ページスタンプ表示
最後に読んだページを自動で保存
最初のコメントを投稿しよう!