序章

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親父が死に、この港に身寄りの無くなってしまった勝之はこの時まだ14になったばかり。 気の毒な身の上に同情を示した漁師仲間も何人か居たが、親父ゆずりの人付き合いの悪さからか、勝之はただ「親父の弔いを頼みます。」とだけ言い残し、夕闇が漂い始めた魚見寺に来たのだ。
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