気付いたその日から

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なんや泊まらへんのか… 泊まりや思うて仕事頑張ったんになー… まぁ福はそんな俺の気持ちに気づく様子もなくこれまたテキパキと目の前の資料に目を通していく 「…んじゃ俺はこの採点手伝うから……って何ぼーっとしとんの?」 「…はぁ~…やる気が…」 「出らんとは言わさへんよ」 「はい」 とりあえずまたこうして2人同じ部屋の下、一緒に居られるだけ幸せなんだと心に言い聞かせ仕事を開始する 「やっぱ徳井のクラス他のクラスに比べて優秀なやつばかりやな」 テストの採点をしながら感心をする福 「ん?そうけ?」 「おん、他のクラスより平均点が10も違うで?」 「ほら」と見せられた各クラスの点数表の平均点の項目には、確かに他のクラスに比べ10点ほどの差がついていた 「へー…知らんやった」 「知らんやったって…今までどんな採点してたんや?」 「普通に?」 「なんで疑問系やねん」 「少しは自分のクラスに関心持ちぃや」と言われたが…やって俺は福にしか興味あらへんしなぁー…福以上に関心なんか持てへんわ なんて言うたら教師失格や言われるやろな ―カチコチ カチコチ… 時間が気になり書類から時計に目を移す …ただいまの時刻は9時半ちょい過ぎ まだまだ福と一緒に居れるんやな よし!! 小さく気合いを入れまた書類に目を移した →next・アトガキ .
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