気付いたその日から

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福田とは幼小中高と小さい頃から一緒で、昔から実家がらみの付き合いをしていた 今では職場も一緒で、家に泊まったり泊めたりは日常茶飯事 俺らは周りから見ればすごく仲の良い幼なじみだろう おそらく福も同じことを思っているに違いない… そういえば昨日もそんなこと言うてたなー 俺が『いつもありがとな』言うたら『幼なじみなんやから当たり前やろ』って… 机の上にある味噌汁に手をやる 「まだ温かい…」 さっき出てったばかりやったんやな… なんで起こしてくれんやったんやろ?と少し寂しく思いながら椅子に座り、朝ご飯の味噌汁を啜る 「旨ッ!」 少し濃いめだけど、しつこくなくあっさりしている さすが福ちゃんや!!俺の味の好みをよー理解しとる 以前『まるで俺ら夫婦みたいやな』なんて冗談めかして言うたときは顔を真っ赤にさせながら否定されたけど、俺的にはその言葉が今の俺らにはぴったりだと思う そう… 俺は福田のことが好きや likeやなくてloveの方で… いつから?って言われたらそれは自分でもわからない… 知らないうちに福と一緒に居ることにドキドキを覚えて… そして いつの間にか好きになっていた いや…もしかしたら出会った頃から好きだったのかもしれない .
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