思想

3/8
前へ
/84ページ
次へ
人類学でレヴィ=ストロースによって確立された分析方法 構造主義と呼ばれ、世界を重層的な構造としてとらえ、人間を構造のなかの一つの要素と見るもので、言語学の方法にヒントを得ている。 フッサールやハイデッガーらによる現象学の特徴的な主張や考え方 伝統や権威、即成の言説わ思い込みを捨てて事象そのものを見ることをモットーとし、事象そのものがおのずから現れ出るしかたを方法に生かして、事柄の真相をあらわにすることがこの学派の基本精神である。 道家 老子は、作為を労しないで一切を自然の成行きに任せる無意自然の道に従って人間は生きるべきであるとして、小国寡民という自給自足の社会を理想とした。 江戸時代の思想家 石田梅岩は士農工商は職分の相違であるとし、商人の営利は武士の禄に当たると考え、職分に励むべきであるとする商人の道を説いた。 近代日本の思想家 明治の思想家、自由民権論者である中江兆民は、「仏学塾」を開き、また、活発な言論活動を展開して急進的民主主義理論の鼓吹と普及に努めたが、特に、ルソーの『社会契約論』を翻訳し、自由民権運動に深い影響を与えた。中江は、自由・平等・友愛の三大原理に基づく民主共和制を理想として求めた。
/84ページ

最初のコメントを投稿しよう!

50人が本棚に入れています
本棚に追加