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外に出た青年は、周りをグルッと見回す
「あれか…。」
周りの景観から明らかに浮いている豪邸に、青年は目を向ける
そして、そこに向かって歩き出す
パッと見る限り、警備はザラだ
どうせ誰も攻めてこない…そう思っているのだろう
だが、庭に三人ほど武装した男達がいた
「あ?奴は…。」
男達が青年に気づき、近寄ってきた
「おい!ここに何の用だ!?」
銃口を青年に突き付け、男達は問い掛ける
「恩人を取り返しにきた。」
「恩人…?あの小娘のことか!」
「どうやって取り返すんだぁ?まさか俺達とやり合う気か!?」
「貴様らが、そう望むのならな。」
青年が腰のホルスターから武器を抜く
冷龍はやたら銃身の長い回転式拳銃と言っていたが…それは間違いだった
その長い銃身は片刃の剣だったのだ
そして…その刀身には『FREEGUN』と刻まれていた
「何だありゃあ…!?銃…!?剣…!?」
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