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「…そうだな。確かにそうだ。」
「俺も行くぞ!」
「俺も!」
村人の言葉を聞いて、他の者達も声を上げる
やる気になった村人達は一旦家に戻り、それぞれ武器になりそうなモノを携え、再び豪邸の前に集う
「よしッ!ここを…!この村を奴らから解放させるッ!行くぞぉー!」
「うおぉぉぉーーッ!」
冷龍を先頭に、村人達は一斉に豪邸の庭へとなだれ込む
目の前には大量の敵が……いなかった
いや、正確にはいる…いるといっても、全員死んでいるが
「じ、爺ちゃん、これは…!?」
「あ、ああ…どうやら、お前達が拾ってきたあの青年は、相当の手練れだったようだな…。」
冷巌が豪邸を見上げ、そう呟いた
…豪邸の最上階
そこにはこの家の中で最も大きな部屋があった
その部屋の中心にはキングサイズのベッドが置いてあり、その傍には連れ去れた冷蘭と敵の親玉『トーレス』の姿があった
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