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「はっ、はは…。そうだ、それでいい。」
これで自分は優位にたった
トーレスはそう思い、ニヤリと笑う
「お前…相当腕が立つようだな。どうだ?俺と手を組まないか?」
「貴様と…?手を組む…だと?」
「そうだ。お前ほどの腕なら、こんなちっぽけな村なんか目じゃねぇ…。もっとデケェところを支配できる!」
トーレスが青年に甘い言葉を投げかけ、味方に引き込もうとする
「そうすりゃあ、毎日いい女を抱けて、毎日いい酒が飲めるぜ!?どうだ?俺と手を組もうじゃないか!?」
「……興味ないな。」
甘い誘いと言葉を、青年は一蹴し、キッとトーレスを睨みつける
「俺はそんなモノの為に、この地に来たんじゃない…。」
「俺は貴様の様な輩から、自由を奪還するために来たんだ。」
「ちぃ!なぁにが自由だぁ!気取ってんじゃねぇ!!」
トーレスが青年に銃を突き付け、引き金に指をかける
「ッ!」
冷蘭は思わず目を閉じた
青年が撃たれる瞬間を…見たくなかったのだろう
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