解放の銃声

22/25
前へ
/44ページ
次へ
「はっ、はは…。そうだ、それでいい。」 これで自分は優位にたった トーレスはそう思い、ニヤリと笑う 「お前…相当腕が立つようだな。どうだ?俺と手を組まないか?」 「貴様と…?手を組む…だと?」 「そうだ。お前ほどの腕なら、こんなちっぽけな村なんか目じゃねぇ…。もっとデケェところを支配できる!」 トーレスが青年に甘い言葉を投げかけ、味方に引き込もうとする 「そうすりゃあ、毎日いい女を抱けて、毎日いい酒が飲めるぜ!?どうだ?俺と手を組もうじゃないか!?」 「……興味ないな。」 甘い誘いと言葉を、青年は一蹴し、キッとトーレスを睨みつける 「俺はそんなモノの為に、この地に来たんじゃない…。」 「俺は貴様の様な輩から、自由を奪還するために来たんだ。」 「ちぃ!なぁにが自由だぁ!気取ってんじゃねぇ!!」 トーレスが青年に銃を突き付け、引き金に指をかける 「ッ!」 冷蘭は思わず目を閉じた 青年が撃たれる瞬間を…見たくなかったのだろう
/44ページ

最初のコメントを投稿しよう!

7人が本棚に入れています
本棚に追加