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「へへ…。」
鎖を握りしめ、得意げな顔をするヒゲ面の無法者
「俺達からのプレゼントだぁ!」
「有り難く受け取りなッ!」
他の二人も鉤爪のついた鎖を投げ、シロガネの服に引っ掛ける
「貴様ら…!」
シロガネは反撃しようと再び銃口を向ける
すると、無法者どもは彼の回りを旋回し始めた
「ッ!」
それにより、シロガネの身体に鎖が巻き付いていく
身動き出来なくなったところを嬲り殺しにするつもりなのだろう
無法者どもの狙い通り、鎖はシロガネの身体中に巻き付き、彼を拘束した
「身動きとれねぇだろぉ?」
「後はもう、煮殺すも焼き殺すも俺らの自由だな。」
無法者どもは勝ち誇ったように、ニヤニヤと笑う
確かに、普通の人間ならば何も出来ないだろう
…普通の人間ならば
「一つ言っておく…殺すなら遊ばずにさっさと殺せ。でなければ…」
フリーガンをかたく握りなおし…シロガネは力を込めて振り上げる
…すると、身を縛っていた鎖はバラバラに…あっという間に断ち切れた
「殺されるぞ。」
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