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「ッ!?コ、コイツ…!」
鎖を断ち切るなど想像もしていなかった出来事に、無法者どもが驚きの声を上げた
「驚いている暇があるか?」
その言葉を発すると同時に、シロガネはフリーガンの引き金を引く
放たれた弾丸は、最初に鎖をかけた男の額を貫いた
「うおッ…クソッ!」
このまま停まっていてはただの的
そう判断したのか、残りの男達はバイクを走らせる
「野郎ッ!ミンチにしてやる!」
バイクを最大まで加速させ、シロガネを轢き殺そうとする無法者
姿勢を低く構え、命中率を少しでも削ごうとしている
「……………。」
シロガネはもう一人の男の行動に注意を払いつつ、視線は突進してくるバイクに向ける
バイクをギリギリまで引き付け…
「死ねぇぇぇ!」
回避する
それと同時に刃を一閃…男の頸動脈を切り裂いた
搭乗者が息絶えたバイクは、砂埃を上げて派手に倒れた
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