7人が本棚に入れています
本棚に追加
「グゥゥゥ…ワンワン!」
ジョンがミリーを守るために、唸り声を上げて威嚇する
「うるせぇ犬だな…静かにしてろ!」
モヒカン頭の男がジョンに蹴りを入れる
「ギャンッ!」
思い切り蹴り飛ばされたジョンは、地面にたたき付けられた
「ジョン!?」
「お嬢ちゃ~ん、犬の心配してる場合じゃないぜ~。」
その隙に、チャラそうな男がミリーに近寄り、彼女を抱き抱えた
「いやッ!離して!シロガネさんッ…ジョンッ…助けて!」
「グルル…!」
主人の危機を察知して、ジョンはヨロヨロと起き上がる
先ほどの蹴りで何本か骨が折れたのだろう…苦しそうだ
しかし、それでも…ミリーを守るために、ジョンは男達に飛び掛かった
「うぎゃあ!?」
ミリーを抱き抱えている男の足に、その牙を突き立てる
「イテェ…!クソ!離れろ!離れろよ!」
足を振り回して、ジョンを離そうとするも…ジョンは離れない
それどころか噛む力はより一層増してきた
最初のコメントを投稿しよう!