ならず者

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「こ、この!おい!このクソ犬どうにかしてくれぇ!」 「ちッ!くたばれ犬ッコロ!」 一向に離れようとしないジョンに向かって、モヒカン男が銃を突き付ける そして… 「ギャウンッ!!」 ドンッという鈍い音と共に、ジョンは吹っ飛ばされた 穿たれた首の付け根から血が滴る 「ジョン…!?そんな…ジョーーン!」 ミリーの叫び声が辺りにこだまする ジョンはその声に反応しなかった…既に息絶えていたのだ 「犬の分際で…人間様に盾突くんじゃねぇってんだ!」 モヒカン男がジョンの亡きがらに弾丸を撃ち込む それも一発ではなく、二発、三発と執拗に何度も撃ちこんだ 「ジョン…ジョン…。」 愛犬が目の前で殺された事によるショックで、ミリーは抵抗する力を失い、ただ力無く愛犬の名を呟いていた 「さて…商品も手に入れた事だし、本隊と合流するか。」
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